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  第3章 資産およびその評価方法  -  2005.12.14.Wed / 10:41 
【1年基準と正常営業循環基準】
1年基準への批判
企業資本の回転する期間は企業の種類によって長短まちまちであるのに、それを無視して、すべての企業について1年という画一な基準によって流動項目と固定項目とを区別するのは、時には企業の実情にそぐわない場合がある。
   ↓
じゃぁ、正常営業循環基準を適用しましょう。



【低価基準の本質】
低価基準の本質については、2つの見解がある。
①低価基準は原価基準の例外であって、保守主義の見地からのみ認められる方法であるとする見解。
②低価基準は原価基準の1つの適用形態であるとする見解。

①低価基準は原価基準の例外であって、保守主義の見地からのみ認められる方法であるとする見解について。
低価基準は、期末繰越額をある期には原価で、またある期には時価で評価することになり、各会計期間を通じて評価の一貫性が失われるため、期間損益計算の見地からは合理性を持たない方法であるが、保守主義の立場から、広く各国において古くから行われてきた慣行的評価方法であり、現在でも実務界から広く支持されている原価基準の例外的方法であるとする。

この見解によれば、保守主義の見地から、低価基準は、取得原価・正味実現可能価額および再調達原価の3つの価額のうち、最も低い価額が採られるとともに、切下げ後は最低価法(切放し方式)によることが要請される。


②低価基準は原価基準の1つの適用形態であるとする見解について。
この見解は、さらに2つに分かれる。
ア、原価基準を投下資本のうち、回収可能額によって評価する方法であるとする見解。
イ、原価基準を残留有用性によって評価する方法であるとする見解。

ア、原価基準を投下資本のうち、回収可能額によって評価する方法であるとする見解について。
この見解によれば、経営資本の循環を表すG→W→G'において、貨幣Gが投下されて財貨または役務Wが獲得されたのであるから、Wの本質はあくまでも貨幣Gであって、Wは単なるその現象形態に過ぎないとみる。

したがって、その時価が支出された貨幣額を上回っても、支出額を超えた額で評価をしてはならない。
なぜなら、財貨は貨幣の変形物であり、しかもこの場合には、それに投下された額が全額回収されることが予想されるからである。

しかし、時価の下落によってその価額が支出額を下回った場合には、貨幣Gの投下額のうち、その額は回収不能であるので、期間計算では、下回った額を費用として計上するとともに、帳簿価額を回収可能額まで切下げなければならない。

したがってこの見解では、低価基準とは、Wを単にGの形態を変えた現象形態に過ぎないとみなす原価基準の具体的適用の1つに過ぎないことになる。

この場合には、原価と比較されるべき時価は正味実現可能価額が、切下げ後に時価と比較されるものは貨幣の原始投下額が妥当であり、したがって、比較低価法(洗替方式)によらなければならないことになる。

イ、原価基準を残留有用性によって評価する方法であるとする見解について。
これは、取得原価は、財貨または役務を取得したときに、そのものに認めた有用性を貨幣によって測定した額であるとする。

この立場から原価基準とは、期末における財貨等の有用性が取得したときと同じであるか、またはそれよりも多い場合には、取得に当たってそのものについて認めた有用性がそのまま残留しているものとしてその支出額で評価し、これに対して、期末の有用性が取得時のそれを下回る場合には、取得に当たって認めた有用性のうち、残留している額によって評価する方法であるとする。

そしてその有用性は、具体的には、通常の営業過程において、それを取得するために支出しなければならない価額、すなわち、再調達原価によって測定される。

したがってこの見解によれば、低価基準は原価基準の具体的適用の1つであるということになる。

この場合には、決算日の評価は再調達原価で行わなければならないから、原価と比較される時価は再調達原価であり、また、再調達を前提とした価額を付するということは、決算日に再調達原価によって取得原価を付け替えたものと考えるべきであるので、切下げ後は最低価法(切放し方式)によるのが合理的である。


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